家族と一緒に暮らしている方であれば、ほとんどの方は家族と同じ食事を食べていると思います。
しかし、自分がダイエットを始めても一緒に住んでいる家族全員が同じような食生活を望んでいるとは限りません。
このような場合、どのように対処すればよいでしょうか。
今回は、ダイエット中における家族の食事はどうすればいいかご説明していきます。
・ダイエットを成功させるには食事の管理が必須
・ダイエットを成功させるには家族の理解が不可欠
・ダイエット食に徹底しなくても結果は出せる
・たまにはリフレッシュも必要
目次
家族の食事とダイエットの両立
自分以外の食事自分の食事の関係性は、ダイエットを始めた家族と同居されている方の大半が直面する悩みだと思います。
ダイエットを成功させるには双方の両立が不可欠です。
食事を制する者はダイエットを制する
体は摂取した栄養から作られます。
そして、食べる物の栄養素によって当然体つきも変わってきます。
運動で300kcalを消費するには55kgの方が105分程度ウォーキングをする必要がありますが、食事で調整するのであれば1日3食のうちでトータル300kcal減らせばよいので、それほど大変ではありません。
このように、健康的な体を作る意味でも容易性でも食事の管理はダイエットとは切り離すことはできません。
まさに、食事を制する者はダイエットを制すると言えます。
そうは言っても家族の食事は無視できない
しかしながら、ダイエットをすると決意しても家族は蔑ろに出来ません。
仕事から帰ってきた夫や部活をしていて食べ盛りの子供がいたのであれば同じ食事を強いることは酷ですね。
ダイエットするのは良いけど、俺はまだしも運動部の子供らまで野菜中心は可哀想だよ
ダイエットをすると決意しても家族の食事は、決意とは別に考える必要があります。
ダイエットの継続には家族の食事との両立が必要
食事は毎日するものです。
一緒に生活している方がいれば、その方と一緒に食事をすることも日常的だと思います。
そうなると、場当たり的に自身の食事を考えていれば済む話ではなく、自身のダイエットと家族の食事は両立する必要があります。
ダイエット継続には家族の理解が不可欠
ダイエットを継続するには、自分の信念だけではどうにもなりません。
まず最初に、ご家族の理解を得る必要があります。
これが無ければ、ダイエットを成功させるのは非常に難しいでしょう。
ただでさえ我慢しているのに家族から不満も
なあ、いつまでそんな食事してるんだよ…。もういいだろ。
自分だって食事を我慢しているのに、家族から文句を言われてしまってはストレスが溜まってしまいます。
傍から見ている家族もまた、一緒に同じ食事ができないことに違和感やストレスを感じることがあります。
我慢している上に不満がのしかかるのは相当なストレスとなります。
家族から応援されなければ孤独な戦いに
家族からとやかく言われなかったとしても、自分だけが食事と向き合うことになります。
仮に家族が何も言わなかったとしても、同じ食卓を囲むのであれば目の前で美味しそうなご飯を食べる家族を目にすることになります。
あー美味しそう。私はこれ作るだけで食べられないんだよね。何やってるんだろう…。
それでもなお、自分は別の食事を食べるというのは誰からも共感されず非常に孤独で大変な戦いを強いられることになるでしょう。
「もういいんじゃない?」家族からの誘惑は強烈
一生懸命頑張っていても、普段と違うあなたの姿を見て心配する家族が心配する言葉を投げかけてくることがあります。
健康的な食生活であっても、慣れていなかったりハイカロリーな食事に慣れてのであれば、客観的に見て辛そうに見えてしまいます。
もういいんじゃない?1キロ落ちたんでしょ?頑張ったじゃん。
我慢したってストレスで逆に太っちゃうよ。さ、食べよ?
そうなれば、本当に心配してこのような言葉が家族から出てくるでしょう。
そうなると自身からも甘え油断の心が芽生えます。
そうだよね、もういっか。
家族に心配されているだけあって、その誘惑は強烈です。
なので、まず家族から「私は痩せる!」という決意を理解してもらって、大変そうでも背中を押してもらえる環境を作る必要があります。
・勿論、必要以上のカロリー制限は禁物です。
・しかし、健康的な食事に改善するには努力が必要です。
・継続のために、家族から後押ししてもらえるような関係・環境を作りましょう。
家族と食事を分けることのメリット
ダイエットの効率を最優先で考えた場合、家族と自分の食事を分けるという方法が一番効率的と言えます。
食事の内容が家族の食事に左右されない
家族と食事を分けるのであれば、家族が何を食べていても自分の食事には影響がありません。
食事は摂取カロリーと栄養素に気を付けるくらいの負担で済み、余計なことは考えなくてよくなります。
カロリー計算がしやすい
食べるもののグラム数やカロリーを計算しながら調理することができます。
ひとり分を作るのであれば、その分の栄養だけ計算すれば良いので頭を使う必要がありません。
エラーが起きにくい
つい食べ過ぎてしまったといったようなエラーは防ぎやすくなります。
大皿のおかずなどは食べた量が曖昧になりがちでありつい食べ過ぎてしまいやすいのに対し、一人分用意してそれを食べるというのはこのような危険性は低いです。
家族と食事を分けることのデメリット
そうは言っても、食事を家族と別々にするのはなかなか難しいところがあります。
次に、家族と食事を分けることのデメリットを紹介します。
料理が二度手間
家族の食事と自分の食事を毎日作り分ける必要があります。
料理が好きな方であれば良いかもしれませんが、時間的な負担だけでなく精神的な負担も増えます。
目の前に強烈な誘惑がある
家族はカロリーを気にしない食事を楽しんでいて、それを食べることが出来ないというのは非常につらいです。
また、手を伸ばせばすぐに食べられるところにあるものを我慢するというのは至難の業と言えます。
この誘惑に毎日打ち勝ち、継続するというのは非常に困難でしょう。
・食生活を改善するだけでも、慣れないうちは大変です。
・加えて、自分が食べられない美味しい料理が目の前に並び我慢しなければなりません。
・それが毎日続くことになります。
家族からの理解を得ることが難しい
同じ家族であれば、同じ食事を楽しみたいというのが一般的です。
そうなると、止めるよう言われたりなど、口論の原因にもなりかねません。
家族から毎日別の食事をするということを継続するというのは、やはり家族にとっても寂しいものがあるので理解を得ることは難しいでしょう。
家族の食事とダイエットの両立法
実際に家族と食事を分けることが難しい方が、家族の食事とダイエットの両立させる方法を紹介します。
食事のメニューを工夫する
家族と同じ食事をするのであれば、メニューを工夫するのが良いでしょう。
例えば、今豚肉炒めをキャベツや玉ねぎを加えて肉野菜炒めに変えることで脂質を下げることができます。
また、手間でなければサラダなどの野菜料理を一品追加するという方法もあります。
このように改善していけば、家族もより健康的な食生活に変えていくことが出来ます。
食べ盛りの子供がいる場合でも、今までのメニューに野菜の量を増やすことで自分でカロリーをコントロールすることができます。
まずは、野菜を増やすようにして揚げ物を控えるようにすると良いでしょう
食事の食べ方を工夫する
ベジファーストという食事法はご存知でしょうか。
食事において野菜を先に食べるというだけの方法です。
野菜を先に食べると、血糖値の上昇率が高くならず同じ食事でも太りにくくなります。
・野菜を先に食べると血糖値の上昇率が緩やかになります。
・血糖値の上昇率が緩やかになると、インスリンの過剰分泌が控えられます。
・インスリンの過剰分泌が控えられると、脂肪がつきにくくなります。
その他にも、早食いを避けたり水分をしっかり取りながら食事をするなどすることで、家族と同じ食事を食べていても工夫でダイエットをすることができます。
減量食ではなく健康食を選ぶ
家族の食事がちょっとカロリー高めかなと感じても、なるべく食べないという選択肢は止めましょう。
食べないのではなく、食事メニューを健康的な内容に変えましょう。
食べ盛りの子供がいても、揚げ物のようなハイカロリーをチョイスしなくても牛の赤身ステーキや肉野菜炒め、鶏むね肉のハンバーグなど低脂質・低カロリーでありながらご飯をバクバク食べられるおかずはあります。
何より、ハイカロリーということはダイエットしている人だけでなく全員にとって体に良くありません。 家族全員が健康的な食事が出来れば、家族全員が健康的な体を作ることが出来ます。
たまにはあえて同じ食事をすることも必要
ダイエットで結果を出したいという気持ちが強いと、ついストイックになってしまいがちです。
しかし、ダイエットも大切な家族がいる上で成り立つことです。
たまにはカロリーのことを忘れて家族との食事を存分に楽しむことも凄く大切です。
家族との食事を満喫しリフレッシュしたら、次の日からまた頑張れば大丈夫です。
たった一日ですべてが台無しになることはありませんので、継続重視で頑張っていきましょう。